北京・世界遺産へ

北京へ行ってきました。

今年は日中国交正常化40周年。
それを記念して上野の国立博物館で年明けから2月中旬頃まで
北京故宮博物院200選と銘打った特別展示が催されていました。
この事を知った時からぜひ見に行きたいと思っていたのですが、
期間中、2度上京したにもかかわらずタイミングを逃してしまいました。
残念な思いを抱えつつ悶々と過ごしていたところ、
夫の「行って来れば?北京」の一言。
本音を言えば、中国にはあまり良い印象を持っていなかったし
国内展示レベルで十分だったのだけど、
丁度子どもの春休みも目前だったので、
思い切って出掛けることにしました。夫なしで^^

初北京!
片側7車線もの車道には多種多様の車が溢れていて(本当に溢れている)
かつての自転車大国の面影はどこにもありません。
日本車もバンバン走っていました。
とりわけワーゲン・アウディが多かったですね。
だけど…わかりますか? どの車もこんな感じでみんな汚れています。
滞在中、きれいな車を見たのは数えるほど。
洗車の習慣・・・ないのかな?
(ナンバーと第三者が写っていたのでモザイク処理しています)

さらにクラクションの五月蠅さには閉口。
危なげなく車線変更しただけなのに、物凄い音でクラクション。
歩道の青信号に従って横断しているだけなのに、何故かクラクション。
人や二輪車よりも車優先の様です。
高速道路の料金ゲート付近に至っては、順に並ぶことはせず、
様々な方向からその僅かな通り道(ゲート)へ群がってくるので
クラクションの嵐! 無秩序この上ない光景でした。

一番訪れたかった故宮(紫禁城)をはじめ、
世界遺産と称されるところはほぼ観光することができましたが、
どこも人!人!人!
気を付けなければならなかったのがスリで
途中、スリの被害に正に遭おうとしている人に注意を促した
現地ガイドのアシスタントの女性が、
その場で逆上したスリ集団に取り囲まれ、殴る蹴る等の暴行を受け、
入院してしまいました。本当に恐ろしいことです。

その直後、私も目の前でスリに及ぼうとしている現場を
目撃してしまいました。
声を上げて何かあったらと思うと、
どうしたらよいのかわからず、頭の中が真っ白!
冷や汗をかいているうちに、
被害者の連れの男性が気付いた様子で
さりげなくスリと被害者の間に割って入って、事なきを得ました。
この時ばかりは、生きた心地がしなかった~~。
これまでの海外旅行の中で、最も緊張した瞬間でした。

でもでも・・・こんな悪い事ばかりではなく・・・
中国の世界遺産は素晴らしかったです。
百聞は一見にしかず。
実際に訪れ、長い歴史の重みを肌で感じられて
本当に良かったと思っています。

……あ、でも潔癖な方には色々な面でお勧めできません。
あしからず。

*TVでもよく目にする天安門広場・・・
毛沢東の大きな写真だと思っていたら、  大きな「絵」でした。驚き!


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