豪雨のせいでpart2

昨日の続き・・・

ホームで最終列車を並んで待つ事に。
出発までは約1時間ほどあったのですが、私の前にはすでに8組。
みんな考えることは同じ…座りたぁ~~い。

前の便がかなりの遅れを出していた為、
最終便も遅れるのではないかという不安をよそに、
1時間後、すんなり時間通りにホームに入ってきた列車。
もう脚が浮腫んで靴がパンパン!
シートへ倒れこむように座りました。
かくして、白いかもめで一路長崎へ。
実は私、白いかもめに乗ったのは初めてでした^^

予想通り車内はとても混雑。
隣にはどうか女性が座ります様に!との願いも空しく
「こちら宜しいですか?」と大きなスーツケースの男性。
ダメです…などと言える訳もなく^^

何はともあれ、これでやっと帰れる!!と安堵したのも束の間。
例の如くアナウンスが・・・
「え~、お客様におかれましてはお急ぎのところ大変申し訳ありません。
列車待合の為、出発が25分遅れます」

いいの、いいの、もう当初帰る予定だった時間から
6時間半も待ったんだから僅か25分くらい待てるわ。

しばらくしてまたアナウンス
「え~、待合列車の到着が遅れている為、出発は40分程遅れる見込みです」

何だか嫌~な予感がしました。

アナウンス通り遅れて出発した列車。
最初は快調に走っていたものの、
途中から打ち付ける激しい雨の為の徐行運転。
そして乱れまくっているダイヤのせいで度々の列車待合停車。
2時間経ってもまだ佐賀にも辿り着けず。
立ったままの方はとてもお気の毒でした。

車内は乗車率が高かったこともあり、空調が効かず熱気ムンムン。
喉が渇いて渇いて、もう限界!と思っていたところ、
また列車待合の為にどこかの駅へ25分程停車するとのアナウンス。
これ幸いと、お財布を握りしめてホームに走り出たけれど、
暗いホームにはどんなに目を凝らしてみても自動販売機が見当たらない!!!
なすすべなく呆然としながら席にへたり込んでいると、
同じく席を立っていた隣の男性も戻ってきました。
そして…
「よかったらこれどうぞ」
私のテーブルへお茶のペットボトルを置いてくださったのです~~~~。
この時の有難さと言ったら!表現のしようがありません!
隣に男性が座るのが嫌だなんて、小さなことを考えていた自分が
本当に恥ずかしい。。。。。
(男性によると、自販機はホームの一番端っこにあったそうです)

おかげで喉の渇きはおさまり、列車も程無く出発。
落ち着きを取戻し、しばらく車窓から真っ暗な外をただ眺めていたら
線路と平行して通る一般道があることに気が付きました。
徐行運転中のかもめ。
その速度は、一般道を走る車よりも遅い。
何台も何台も車が列車を追い抜いて行きます。雨もあがっている気配。
乗り慣れていない列車なので、一体今どの辺りを走っているのか
見当が付かず、しかも車に抜かれるほどのスピードで走る列車。
安全のための徐行運転とわかっていても、
この後何時間も続いたこのノロノロ運転はかなり精神的に辛かったです。

私と同じように感じた乗客も少なくなかったようで、
仕舞には車掌さんを捉まえて「雨が上がってるのにおかしくないですか?」
「もっとスピードあげてよ」と詰め寄る人々あり。
私も「そうだ!そうだ!もっと言って!」と心の中で援護。(ちっちゃい)

結局出発から6時間もかかって長崎まで帰り着きました。
その後も特急券の払い戻し等でまた長蛇の列へ並ばねばならず、
自宅へ帰り着いたのは日付も変わった午前4時。

ホテルまでとっていたのに、結局レッスンも中止にしたのに、
こうまでして帰ることが懸命だったのか否か。
今でも判断が付きません。

江本先生は最後の最後まで本当に親身になってご心配くださいました。
あの状況の中で、とても心強かったです^^


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