ひまわりのブーケ──ディプロマ最終レッスンに込められた想い

先日、ディプロマコースを修了された当教室の生徒様が、
最終審査となる「査定レッスン」に臨まれました。

このレッスンは、
ディプロマ取得の最終ステップとして行われるもので、
花材の選定からブーケの完成までを、
すべて生徒様ご自身の判断で行っていただく内容です。

積み重ねてきた学びが問われる、大切な時間です。

当日、彼女が手に取ったのは「ひまわり」でした。

夏を象徴するこの花は、
明るく華やかな印象の一方で、
花束として束ねるにはバランスをとるのが難しい花材でもあります。
ですがナチュラルなテイストを得意とする彼女は、
そのひまわりをメインに、見事に調和の取れたブーケを完成させました。

当日の朝は、緊張と期待が入り混じる不思議な気持ちで会場へと向かわれたそうですが、
いざレッスンが始まると、その緊張は解け、
花と向き合う時間そのものを心から楽しむことができたと、
後日ご報告をくださいました。

最終レッスンという特別な場であっても気負うことなく、
今のご自身の感性をそのまま のびやかに表現されたブーケには、
これまでの積み重ねの深さがにじんでいました。

花を通して育んできた感性と技術のすべてが、
このブーケに咲き誇っているように感じます。

ディプロマ取得というひとつの節目を迎えられた今、
これまでの努力が確かに実を結んだことを、心から嬉しく思います。

本当におめでとうございます。
そして、最後まで真摯に取り組んでくださったこと、心より感謝しております。


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