王妃の村里ル・アモー

前回、日本の公共交通機関のダイヤの正確さは素晴らしいと書きましたが
もう一つ日本が素晴らしいと思う所…それは
「トイレ事情」
日本の地下鉄や駅には大体…いや必ずと言ってよい程
トイレが設置されていますよね。
でもそれは海外では当たり前の事ではないのです。
オペラのメトロ

そして子連れ旅行の時にはこれが悩みの種!
お手洗いはないからねっ!
と強く念押しすればするほど尿意を催すらしく、
何度も行きたい気持ちになってしまう。
トイレを探すのにはとても苦労しました。
これでかなりの時間ロスをしたといっても過言ではありません。
本当に。
さてさて、ヴェルサイユ宮殿を訪れたならぜひとも行きたい所。
それはLe Hameau(王妃の村里)。
人混みでごった返している豪華絢爛な宮殿から
歩くこと小1時間程のところにそれはあります。
マリーアントワネットが作らせた、言うならば農村型テーマパーク^^
畑があり、羊やヤギや鶏等が飼育されていました。

料理保温器の部屋

王妃の家

水車小屋

ここまで来ると観光客もまばらで、ゆっくりと散策できました。
離れた場所にあるので、団体客は来ないのかもしれませんね。
日本人にも全く会いませんでした。
ヴェルサイユ宮殿は歩いてみると予想以上に広大な敷地。
ここからプチトリアノン方面へ向かうのに一苦労。
頼りのタブレットも、広大すぎて電波が届かない為に全く使えず、
自分たちの場所さえ特定できない。
見渡す限り森林で、人っ子一人通らない…。
迷子になりかけました。いや迷子になりました。
この時すでに疲労はピーク!脚は棒!
当てもなくうろうろすればそれだけ体力は消耗していく…。
きっと、遭難する!とは、こういう感覚なんだと冷や汗が出ました。
「ヴェルサイユ宮殿内で遭難」だなんて~~。
もがくような感覚。木が茂った草原の中を随分歩いたところで
遠くに建物の屋根飾りのようなものが見えてきました。
兎に角それを目指して進むことに。
でもその建物が遠い!遠い!遠すぎる!
そしてどうにか建物の隅に立ていた係員に巡り合い、
血走った目ですがる様に「Where are we?」と訊いて、
「え?」という顔をされたのでした。
辿り着いたグラントリアノンの前に広がる運河。
広大さが伝わりますか?

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