続 mission 2

約1時間後、全聚徳へ戻って来ると…
が~~ん! まだ閉まってる!
さすがの私もこれはおかしいと思い直し、
取り敢えずビル正面の入口へ向かってみました。
案内カウンターらしきスペースはあるものの、誰もいない。
周りを見渡してみると、エレベーターの前に警備員らしき女性発見!
お店が閉まっていて入れないことを伝えると、
「あぁ!大丈夫よ」という感じで、
エレベーターの地下行きのボタンを押してくれました。
あぁ!そっか~、エレベーターで行けばよかったのね~、と
丁重にお礼を言っていそいそと乗り込みました。
扉が開くとそこは・・・・・・・
何という事でしょう~~!厨房入口~~!
沢山の調理師が忙しなく立ち回っていました。
しかも全くこちらに気付く気配なし。
見てはいけない裏側を見てしまった気がして、
我々の気配を消しつつ、そ~っと、そのまま静かにフェードアウト。
意気消沈して地上に降り立ち、先程の女性を探すも
既に姿はなく。。。
もう一度ビルの外へ出て、welcomeマットの階段を下りてみました。
やっぱりまだ閉まってる。もしかしたら閉店してるの?
あ~~もう!ここまで来て本当に悔しい!!
事情を尋ねるべく、向かいのお店のドアを開けました。
恭しく黒服を羽織った男性に尋ねてみると、
えっ?
こ…こ、ここが全聚徳なの?
だって、表の看板は違う名前…。
どうやら2つは同経営のお店らしく、
どちらの名前も掲げて営業しているという事でした。
紛らわしい事この上なし!
と、いろいろあったもののようやく席につくことが出来ました。
これまではうっかりコースでオーダーしてしまって、
ダックがくる頃には満腹で殆ど食べられないという痛恨のミスを
繰り返してきましたが、今回は学習済み^^
そう!狙いは飴色に輝く北京ダックただ1つ!いやいや、ただ1羽!
…でも、本当にただそれのみ頼む心の強さは持ち合わせておらず、
野菜中心に軽そうな副菜(?)も数種オーダー。
こちらの全聚徳はダック丸ごと1羽と半身を選ぶことが出来ました。
もちろん1羽でしょ!とお願いしたら、
店「いいえ、半身!」と清々しい程の潔いお返事。
私「でも…1羽食べた…」言い終わらないうちに
店「いいえ、半身をお勧めします。とても食べきれないよ」
食べきれないという言葉にひるんでしまった私は、
子どもに「どうする?すごく多いんだって。半身にする?」
と持ちかけてみましたが、すでに食べる気満々で着席している彼ら。
「いや~~!」と足をバタバタさせて納得いかない素振りを
全身で表現。下の子は目にうっすら涙さえ浮かべている。
そして「ホール!ホール!」と連呼。
お店の方も苦笑いして、「OK」と宥めざるを得ませんでした^^
かくして運ばれてきた北京ダック!
テーブルの横で素早く切り分けられます。

この2皿が1羽分。大して多くないと思うでしょ?
見ると食べるとでは大違い。
もう当分北京ダックはいいねっと、
最後の方には3人で目を白黒させながらいただきました^^
美味しかった~~!

これで香港全聚徳での目標達成!
北京、銀座、香港…他には何処にあるのでしょう?
全聚徳のスタンプラリーしましょうか^^
Tale of Tail**カルトナージュ布箱のお店**